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ヘルメット治療の体験談|治療の経過とスターバンドに決めた理由

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ヘルメット治療は本当に効果があるの?
治療の効果を知りたい。本当に頭の形が良くなるの?
どこのヘルメットがいいの?

この記事でわかることは次のとおりです。

・ヘルメット治療の効果は?
・ヘルメット治療の体験、治療の結果
・スターバンドに決めた理由

この記事を書いている人

うちの娘は生まれたときからの寝かせ方が悪かったのか、向き癖が強く、頭の形が非常に悪かったです。

そこで、頭の形を直すにはどうしたらいいか考えた結果、たどり着いた結論は「ヘルメット治療」でした。

<治療しようと決めた理由>
・「なぜ治療してくれなかったの?」と言われた時に抗弁できない。
・将来好きな髪形ができないと責任を感じる。
・鏡を見るたびに歪みを気にするようになって欲しくない。

ヘルメット治療はかなり高額ですが、将来娘が成長した時に、頭の形で悩んでほしくありません。

頭の歪みについては、

・寝返りをするようになれば自然と治る
・マッサージである程度改善できる
・女の子は髪で隠れるから気にしなくていい

と言われますが、ヘルメット治療は生後数か月の間にしか実施できず、また高額のためかなり悩みましたが、今しかできないことなので、治療に踏み切りました。(実際に2024年11月から治療を開始しました。)

そこで、ヘルメット治療を実施するにあたって、参考にしていただきたいと思い、

治療の経過はどう?ヘルメットはどこでできるの?

などについて記事にしました。

ヘルメット治療とは

ヘルメット治療とは、乳幼児の頭の形のゆがみ(斜頭症や短頭症など)を矯正するために、専用のヘルメット型装具を装着して行う治療法です。

ヘルメット治療で効果がある頭のゆがみとは

うちの娘の場合は斜頭及び長頭です。
生まれてから、吐き戻しで窒息しないように、右側ばかり寝かせていたため、向き癖となってしまいました。逆に向けてもすぐに戻ってしまいます。

その結果、顔の右側が平らになり、後頭部が大きくゆがんでしまいました。

ヘルメット治療で効果のかる頭のゆがみにはどのような種類があるのでしょうか?

歪みの種類

ヘルメット治療では次のような頭の歪みに効果があるとされています。

・斜頭症
 頭の左右どちらかが平らになる歪みです。頭を片側ばかりに向ける癖や、子宮内での姿勢が原因で発生することが多いです。
・短頭症
 頭全体が後ろから見て平らに広がる形になります。いわゆる絶壁といわれるのがこの症例です。
・長頭症
 頭が縦に長く、横幅が狭い形状です。主に早産児や未熟児で見られる傾向があります。


ヘルメット治療をスターバンドに決めた理由

我が家では株式会社AHS Japanのスターバンドで治療を開始しました。

なぜスターバンドにしたかというと、

・世界トップシェアで実績がある。
・矯正力が高いため、治療効果が見込め、短期間で終了できそう。
・定期的に装具技師のフォローアップがある。
・LINEでいつでも相談できる。

2つ目の理由は推定ですが、ヘルメットが最も変形しにくそうだからです。

頭の形の保持力

他社ヘルメットでは丸洗いできるものがあります。たしかに魅力的ですが、AHSジャパンのヘルメットは「頭の保持力に確信が持てた」というのが一番の理由です。

通気性

通気性はよくないです。がっちりホールドされるので、室温と服装を調整しないとすぐに汗でびっしょりです。

ヘルメットは頭の成長に合わせて中の素材を削って調整を行います。

頭の成長が大きいと、軽いヘルメットだと削れる部分が少なくなるとのことでしたので、厚みのあるヘルメットを選びました。

うちの娘は髪が薄く、ヘルメット治療の時期も冬であるため、ある程度許容できるだろうと判断しました。

装具の調整

AHSジャパンは最初の1回目こそ医師の診察を受けますが、その後のフォローアップでは診察はありません。

その代わり、国家資格を持つ装具技師が常駐しており、フォローアップの都度、店内で頭の成長に合わせた調整ができます。

頭の形の矯正にはその方がよいと判断しました。

ヘルメット治療のための測定及び診察(スターバンド)

一日23時間程度、早くて2か月、長くて半年以上は装着することになります。

生後数か月ぐらいから後数ヶ月から1歳半くらいまでの成長期の頭蓋骨が柔らかい時期に行われます。

初回(頭の測定)

測定1回目直前の頭の形です。かなり左側に頭が変形しています。

AHSジャパンでは、生後2か月から頭の形をスキャナーで測定できるとのことで、予約し来店。

出産日ではなく、予定日を目安にするため、本来の出産予定日から数えて2か月目でスキャナー測定を行いました。

その結果は5段階評価の3。1から5にかけて評価は悪くなり、3以上でないと治療できないそうです。

斜頭及び長頭の傾向があり、中等度にあたるとのことでした。

首すわり後に治療できるとのことで、それまでに改善されれば、当社では治療の必要はないと判断されるとのこと。

ドーナツ型枕、天使のねむり、Youtubeで向き癖改善マッサージなどいろいろと試しました。
が、いずれも向き癖の改善にはつながりませんでした。

唯一効果があったのがCカーブクッション。

今まで床で寝かせていましたが、唯一このクッションではぐっすり眠ってくれました。

これで長頭と向き癖は軽減できたと思います。

測定2回目

写真ではわかりづらいですが、後頭部がやや絶壁、全体的に左に寄っています。

初回のスキャン測定は無料。2回目以降は5,500円ですが、測定してすぐに提携病院で診察をすれば、ヘルメット代に5,500円は含まれるとのことでした。

生後4か月で首すわりができ、2回目の測定に臨みます。

測定結果は5段階評価の4。悪化していたものの、長頭の傾向は無く、斜頭のみ。

Cカーブクッションで長頭は改善されていたようです。

そのまま提携病院へ向かいました。

病院で診察を受けるのは、「頭蓋骨早期融合症」ではないか確認するためです。

頭蓋骨早期融合症とは、赤ちゃんの頭蓋骨を構成する骨同士の間にある柔軟な「縫合線(ほうごうせん)」が、本来は2歳以降に閉じるはずのところ、異常に早く融合してしまう疾患です。

これは向き癖等による頭の変形ではないため、ヘルメット治療はできません。

病院での診察は、CTを撮り、骨に異常がないか、頭蓋骨早期融合症により治療不可ではないか

などを確認してもらい、問題なく治療できるとのことでしたので、ヘルメットの作成依頼をしました。

ヘルメット治療の体験(装着初日から現在までの様子)

初日

依頼から約2週間後にヘルメット治療を開始。この時、生後5か月の4日前です。

初日から23時間ヘルメットを装着するのではなく、ステップに応じて徐々に馴らしていきます。

step1:1時間
step2:2時間(休憩1時間)
step3:4時間(休憩1時間)ここから夜間装着
step4:8時間(休憩1時間)
step5:23時間(休憩1時間)
※23時間とありますが、うちは朝、昼に休憩を入れますので、実質は21~22時間ぐらいです。

概ねこのようなstepですが、これを1週間から10日かけてstep5まで到達します。

初日は1時間程度で済みましたが、装着したとき、娘はかなり不機嫌そうでした。

2日目

初日はAHSジャパンの装具士の方に装着してもらいましたが、2日目以降は自分たちで装着します。

が、どうにも目の近くまでヘルメットを深くかぶった状態になり、うつ伏せで頭を持ち上げると、

後頭部が首にかかって、ヘルメットが前に押され、視界が遮られます。

LINEで相談したところ、ヘルメットを削ることができるとのことで、次回2週間後の予定を切り上げ、

週明けに即、来店して調整してもらいました。

3日目以降

step1、2では、お昼寝はヘルメットを外す。とのことですが、授乳後すぐに寝てしまうためそのままにしていました。

ですが、これでヘルメットしたままでも寝れることを学習したように思います。

ヘルメットが重くて頭が上がらないため、ようやく首が座って自由に動かせるようになったのに、

ヘルメットをかぶったことでできなくなりました。

そのため、ヘルメットをつけている間、娘はずーっと「ぶすー」っと不機嫌そうでした。

また、装着しようとすると、嫌がって大泣きします。

7日目以降

step4でようやく夜間ヘルメットをつけることを試しました。

一晩中泣いてしまうことも覚悟してましたが、あっさりと寝てしまいました。

もともと娘は「寝室に入ると寝る」というルーチンができていたのが大きかったです。

これがなければいつまでも寝なかったかもしれません。

ヘルメット治療を開始するまでに、寝るためのルーチンを作るのを強くお勧めします。

ヘルメットをかぶるととても暑いです。

夜間の温度調整がうまくいっているのか、朝起きた時には汗をかいていませんが

昼の休憩時にヘルメットを外すと、かわいそうなくらい汗びっしょりです。

その場合は暑すぎると考えられるため服とエアコンで温度調整を行います。

2週間後の面談直前

写真では凹凸が伝わりませんが、頭頂部は凹みが大きくなっています。

画像はヘルメットを1日約23時間装着し、1週間経過した段階での頭の形です。

装着前と比べると、凹んでいた右側が改善されているように見えます。

この頃になると、ヘルメットを装着しても嫌がりません。ヘルメット装着前と変わらずニコニコしてくれますし、機嫌がいい時はしきりにクーイングしています。

ヘルメットを外すと痒いのか、掻くような仕草をします。

特に指導はありませんでしたが、お昼に外したときにシャンプーすることにしました。

ヘルメット治療を行っている機関

ここで、スターバンドを含む日本国内でヘルメット治療を実施している主な業者と、それぞれの特徴をご紹介します。

いずれの業者ヘルメットも3Dプリンターによるオーダーメイドです。

1日の装着時間も23時間と変わりありません。

作成依頼から出来上がりまでに約1~2週間かかります。

(表中、不明とあるのは、各サイトではわからなかった情報です。)

スターバンド(Starband)

株式会社AHS Japan Corporationにて面談及びフォローアップ。

項目内容
費用44万円(左)、49万5千円(右)(選択)
概要技術料や機械使用料
適用時期首すわり後(生後3~7か月頃)
装着期間2か月~6か月(最長)
平均装着期間5か月(月齢が小さいほど短い)
通院等2~6週間に一回のペースでフォローアップ及び3Dスキャン
アプリアプリは無いが、LINEで相談可能
洗い方アルコールティッシュ等によるふき取り

提携医療機関は全国約60医療機関(2024年12月現在)です。

世界トップシェアを誇るヘルメット治療ブランドで、20年以上の歴史と60万人以上の治療実績があります。

矯正力が高く、短期間での治療完了が期待できます。

義肢装具士が調整を担当し、1日23時間の装着が推奨されています。

費用は約44万円(又は49万5千円)で、追加費用は発生しません。

アイメット、クルム、クルムフィット

引用:赤ちゃんの頭の形相談室よりhttps://babyhelmet.jp/product

左からアイメット、クルム、クルムフィットです。

株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが製造・販売

項目アイメットクルムクルムフィット
費用50〜60万円不明不明
概要診察や検査を含む不明不明
適用時期生後2〜8ヶ月生後2〜8ヶ月生後3〜6ヶ月
装着期間半年〜1年間程度の装着を推奨不明不明
平均装着期間個人によって期間が異なる個人によって期間が異なる個人によって期間が異なる
通院等約2〜4週間ごとの診察、ヘルメットの微調整不明毎月
アプリ赤ちゃんの頭のかたち測定赤ちゃんの頭のかたち測定赤ちゃんの頭のかたち測定
洗い方丸洗い不可外側部分、クッションともに可能インナーの丸洗い可能

治療ができる医療機関は全国約35医療機関(2024年12月現在)です。

日本の気候や日本人の骨格を考慮して設計された、日本製の矯正ヘルメットです。

3Dプリンターで完全オーダーメイドされ、赤ちゃんの頭の形にフィットします。

通気性やデザインにも配慮されています。

ベビーバンド(Babyband)

引用:ベビーバンド(Babyband)公式よりhttps://www.babyband.jp/treatment

株式会社Berry(医療機器の開発・製造販売)が製造販売。

項目内容
費用約30~40万円
概要診察や検査を含む
適用時期生後3~12ヶ月
装着期間2〜6ヶ月
平均装着期間3~4ヶ月
通院等医療機関にて月に1回ほど、経過の確認
アプリヘルメット治療記録アプリ(治療を可視化)
洗い方丸洗い可能

ベビーバンドで治療ができる医療機関は全国114医療機関(2024年12月現在)です。

日本製の矯正ヘルメットで、軽量で通気性に優れています。

クッションの張替えや交換で調整を行い、丸洗いが可能です。

診察代は別途必要かは明記されていません。

現在までのまとめ

2024年12月現在、治療継続中です。

見た目にもわかるほど、頭の形はよくなってきています。

よく、「ヘルメット着けるとかわいそう」という意見も見ますが、私もそう思っていました。

実際、泣きじゃくるのを見るのは最初は辛かったです。でもすぐに慣れますし、ニコニコして笑い、おしゃべりもします。

街中でヘルメットを装着した赤ちゃんを見たことはないですので、あまり普及していないのかもしれませんが、人の目を気にして外出しないのもよくないので、積極的に出かけるようにしています。

小さい子は「なんでヘルメットしてるの?」と聞いてきたりしますが、

大人は基本スルーしているので、人目を引く(のかもしれませんが)ことは気にしていません。

今後も治療の経過を追記していきます。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

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